11月, 2015年

11月25日 【コラム】発明の進歩性と新規性

2015-11-25

【コラム】発明の進歩性と新規性

弁理士 平山洲光 平成27年11月25日

 特許を取れる発明は、今までには無かった新しい新規な部分が無ければならないとされている。つまり、新規性が無ければ特許にならないとされている。それでは、新規性が無ければ特許を取れないかというと、そんなことは無くて、例えば、ご飯を炊くお釜の形をヘルメットとして意匠や実用新案の登録をすることは可能である。

また、自走清掃機に加湿器を載せた従来品の組み合わせ発明は、清掃機だけでは吸引が難しい浮遊ゴミを加湿器で床に落としながら清掃することができる優れた点があり、その進歩性により特許になる可能性はある。このように発明の進歩性は、文化的で、従来に無かった新しい観点、意外性、セレンディピテイを包含して、ユーモアがあって面白い。

 先のスキーシーズンのこと、夕食後の懇談中に、古いブランデーのコルク栓を抜こうとしたが、もろくなっていてボロボロの木くずとなってボトルの中に落下してしまった。飲もうにも口の中がガラガラして飲み込むことができない。諦めかけたその時、閃いた。部屋付の茶道具箱の蓋を慌てて開けると急須があった。急須の蓋を開けると茶こしがあった。

 急須で飲むブランデーはことのほか旨かった。この組み合わせは発明の素になるかも知れない。

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